~居酒屋甲子園を通じて~
細川居酒屋甲子園(※1)の活動もあってか、菅野さんとは日本各地で偶然会うことが多いよね。
菅野細川さんが居酒屋甲子園の6代目の理事長で、僕がサポーターリーダーですから。最近だと、山形と仙台、金沢、島根で会っていますよ。ただ顔を合わせたのは、ほとんどが現地の酒場ででしたが(笑)。
細川確かに(笑)。それにしてもフットワークが軽いよね。
菅野実際に足を運んでみないと分からないことが多いので、積極的に出かけています。色んな方との出会いで、自然と知識も広がりますし。
細川そういえば、金曜日の夕方に菅野さんに電話をして、その夜には滋賀県内にいたこともあったよね(笑)。あれは5店舗目がオープンするタイミングだったっけ?
菅野そんなこともありましたね(笑)。週明けまでにはレジを決めなければいけないと言われたので、すぐに電車に飛び乗ったんですよ。細川さんに会いに滋賀へ行くのは、あの時が2回目でした。
細川初めて来てくれたのは2店舗目がオープンする時だったね。今から5年前のことか……。滋賀まで来てくれたのに2回とも導入に至らなくて、3回目となった「ターブル オー トロワ」を出店するタイミングでK1くんを初めて導入したんだよね。
菅野ありがとうございます。改めてお伺いしたいのですが、K1くん導入の決め手は何だったんですか?
細川うちは独自の経理システムを使っていて、レジアプリとの連携は必須だったんだよね。だけど、なかなかやってくれる会社がなくてさ。そうした状況の中で、菅野さんは「はい、できます!」と即答だったから、何も迷わずに決めたよ。
菅野K1くんの現場での評判はいかがですか?
細川現場からは大好評だよ。ね、中川?
中川はい、何の問題もなく使えています。例えば、ボタンの位置一つ取っても、K1くんは他のシステムと全く違いますよ。目的の項目にたどり着くのが圧倒的に早いです。
菅野現場では、目の前のお客様を待たせるのが何よりのストレスになりますから。だからワンプッシュでも減らして、一秒でも早く動くように改良を続けています。
細川アプリラボさんは、徹底した顧客視点を貫いているよね。新人の社員は、必ず飲食店にシフトインもするし。
菅野現場の意見を反映したシステムという軸からはぶれないようにしています。「速さ」と「分かりやすさ」を実現するため機能も基本的なものに絞って、それぞれの現場で必要なものだけを載せているんですよ。
細川そうした柔軟な対応が飲食店に支持される秘訣なんだろうね。
中川柔軟な対応と言えば、一度、電波環境が悪かったことがあったのですが、電話をしたらすぐに解決してくれました。
菅野あの時は、ご迷惑をおかけしました。
中川いやいや、もし使い方とかで分からないことがあっても、電話をしたらすぐに対応してくれるので、むしろ安心感の方が強いですよ。遠隔操作をして、問題を解決してくれる体制にも魅力を感じています。
菅野そう言っていただけると嬉しいですね。問題解決にフォーカスした結果、電話と遠隔操作の体制が出来上がりましたから。なので、海外でも十分にサポートできますよ。(2017年現在シンガポール、中国、アメリカ、カンボジア)
細川スタッフにとって、何かあってもアプリラボさんに電話すれば大丈夫という安心感は大きいよね。現場ではサービスと料理に集中できる訳だから。確か、電話はいくつか番号があるんだっけ?
菅野はい、3ライン用意しています。会社の電話と担当者の携帯、そして会社全体の携帯です。どれかには必ず繋がるようになっていて、僕が直接対応するケースもあります。
細川ところでK1くんって、普段、どのように営業をしているの?
菅野実は紹介が多いので、ほとんど営業はしていません。昔、細川さんからも紹介を受けたことがありましたよね。
細川菅野さんは、紹介したくなるんだよな。レジ周りのことなら、菅野さんにお願いすれば何とかなると思っているから(笑)。
菅野ありがとうございます(笑)。だけど、製品には自信を持っていますが、どんな店舗でも合うとは考えていないので、売りつけようとはしていないんですよね。もし話を聞いて、K1くんが合わないと判断した場合、その場で他のサービスを調べて紹介することもあります。
細川逆にそうした姿勢が受けているのかもしれないよ。飲食業界のためという想いが伝わってくるもん。
菅野システムを通して飲食業界に貢献していきたいと考えていたので、そう感じてもらえて良かったです。
細川K1くんはPOSレジ機能だけでなく、シフト作成なんかもできるんだよね?
菅野はい、シフト管理や商品仕入、売上管理もできます。
細川今、飲食関連のシステムって予約やシフト、レジ、経理と、それぞれの会社が個々にサービスを提供していて一気通貫できるシステムがないじゃない。そうした状況も踏まえて、K1くんには期待しているよ。現場にシステムが浸透すれば、生産性の向上につながって、労働時間も短縮されるんじゃないかと考えているんだよね。
菅野僕もその通りだと思います。勘違いされることがありますが、システムが仕事を奪うわけではないんですよね。機械にしかできない仕事は機械がやって、人は人にしかできない仕事に集中する。そうした体制が構築できたら、飲食業界は確実に変わっていきますよ。
細川そこで居酒屋甲子園の存在が重要になるよね。互いに学び合って、情報共有も積極的に行う利点を生かせば、業界を変えていく起点になっていくかもしれない。
菅野そのポテンシャルは確実にありますよね。居酒屋甲子園は、今まで知らなかったサービスに触れることができる場にもなっているので、もっと多くのコラボレーションが生まれる場にしていきたいです。また、競合他社が競争するのではなく、お互いの得意分野を生かして共存する方向になっていけば、さらに変化は加速していくと思います。
細川居酒屋は、世の中の役に立っていると伝えていきたいね。ただ料理やお酒を提供している訳でなく、ハブとなって街を盛り上げている訳だし。そのためにも地位向上が先決。一緒に業界を盛り上げていきましょう。
菅野はい、引き続き、よろしくお願いします!