お客様対談

お客さま×アプリラボ

対談テーマ

~もつ煮込み専門店20周年と、現場が変えたDXの軌跡~

登場人物は…!!

オタギラカンパニー株式会社
沼田 慎一郎(代表取締役)
株式会社APPLILAB
菅野 壮紀(代表取締役)

対談場所

炙りと煮込み 新宿一慎

対談日:2026年3月

オタギラカンパニー株式会社は、1994年の父の代から引き継いだ創業を礎に、もつ煮込み専門店をはじめ複数の飲食業態を展開する会社です。2006年に開業した「もつ煮込み専門店」はまもなく20周年を迎えます。現場には一切入らないというスタイルの代表・沼田慎一郎氏に、K1くん導入の経緯と現場主導で進んだデジタル化についてお話を伺いました。

出会いはSNSと共通の友人から

菅野

今日はよろしくお願いします
最初のご縁はどのようなきっかけだったんですか?

沼田

共通の友人がたくさんいて、相当昔ですよね
ただ最初は菅野さんがレジをやっているとは知らなかったんです
Facebookで「呼ばれていないのに来た人」として名前を覚えていて、それがきっかけで選択肢に入ってきた感じですね

菅野

ありがとうございます(笑)
それでレジを探し始めた時に連絡をいただいたんですね?

沼田

そうです
もともとIT導入補助金で一斉に入れたレジが壊れ始めたり、諸々あって次のシステムを探していた時に菅野さんの名前が浮かんできました
知り合ってからは何年も経った後でしたけどね

菅野

誰が後押しのきっかけになったのですか?

沼田

SUNRISEの菊池さん(※1)ですね
彼がまだ大箱店舗をやる前くらいの時代だったので、試しに話を聞いてみようと思ったのがきっかけです

左:沼田社長

コーヒー屋から始まった32年の飲食人生

菅野

御社の業態について教えていただけますか?

沼田

スタートはコーヒー屋なんですが、コーヒー屋だと思っている人はほぼいないと思います(笑)
うちの父が1994年に小さな喫茶店を出したのが始まりで、うまくいかなくなった時に飲食店もやったことないのに手伝い始めたのが私の最初のスタートです
今は1番知られているのはもつ煮込み専門店ですね
他にもラーメン業態、肉バル、カフェ、あとドイツに「YAKITORI NUMATA」というお店もあります

菅野

創業から32年になるんですね
コーヒーとは全く違う「もつ煮込み」はどういったきっかけで生まれたんですか?

沼田

コーヒーの業務用卸の営業をしていた時に、ある洋食レストランに飛び込み営業をして取引が決まりまして、そこの料理長と仲良くなるうちにもつ焼きの師匠とも呼べる方と繋がったんです
その方の仕事を手伝いながら7〜8年が経つうちに「自分もこの業態をやりたい」と思うようになって、独自業態として「もつ煮込み専門店」を作ることになりました

菅野

「もつ焼き」ではなく「もつ煮込み」に特化したのはなぜですか?

沼田

もつ煮込みはサイドメニューや居酒屋の一品としてはよくあるんですが、専門店はほとんどないんです
もつって煮込むことによってめちゃくちゃ美味しくなる部位があるんですよ
そこにフォーカスして「もつ煮が一番輝く店」を作りたいということで、2006年3月24日に開店しました
来週でちょうど丸20周年を迎えます

菅野

おめでとうございます!
毎日6種類を常時ラインナップしているのは、日本で唯一なんじゃないですか?

沼田

そう思っています
管理がものすごく面倒くさいので、大手でさえ追従してこないくらいです(笑)
居酒屋のメニューで煮込みが1~2種類というところはたまにありますが、6種類を常時置いているのはなかなかないんじゃないかと思っています

現場を離れた社長が見る、K1くんへの印象

菅野

K1くんについて、最初に聞いた時の印象はどうでしたか?

沼田

ベンチャー企業というイメージでした
既にシェアを締めていた大手メーカーと比べると、市販品を使ってオリジナルで作っている会社という感じで

菅野

それはプラスでしたか?マイナスでしたか?

沼田

プラスでしたね
iPhoneなどの中古端末をハンディとして使えるというのが前提として良かったし、1台何万円もする専用ハンディを買わなくていいというのは大きかったです
ちょうど既存のメーカーが新機種を出さなくなってきたタイミングでもあったので、そのあたりも背中を押してくれました

菅野

最終的にK1くんに決めていただいた決め手は何でしたか?

沼田

365日24時間サポートがあるということが大きかったですね
トラブルって深夜1時とか、なぜか金曜の夜に起きたりするので(笑)
あとはレジがルーター内のネットワークだけで動くということも決め手でした
ネット回線が切れてもレジが使えるというのは、お店にとってはとても大事なことです

現場が先生!手書き派の老舗店が変わったワケ

菅野

沼田さんは今、現場にはどのくらい入っていますか?

沼田

今は0ですね(笑)

菅野

では現場スタッフの反応はどうですか?

沼田

若い子たちはほとんど抵抗なく、1~2時間でマスターしてしまいます
中堅は抵抗がある人もいますが、今やハンディなしで営業する店はほぼないですからね
実は、うちのもつ煮込みの本店は最後の最後まで手書きを通していたんですよ

菅野

そうだったんですね
どうして切り替えたんですか?

沼田

現場のスタッフから「ハンディを入れてください」という要望が出て切り替えたんです
私の方が慣れていないくらいで(笑)
手書きの紙を立体的に頭で整理する方が得意なので、ハンディの画面を見ると脳が疲れるんですよね

菅野

なるほど(笑)
最近はモバイルオーダーも増えていますが、いかがですか?

沼田

K1くんを使っている店舗もあります
店舗やスタッフの考え方によりますが、うまく活用しているところは接客に集中できていると思います

菅野

接客に集中出来るというのは、我々が出したい結果のひとつなので、とても嬉しいです
その結果店長会はどのように変わりましたか?

沼田

やはりやりたいことに集中出来るようにりました
おかげで会社として進むべき道だけしっかり見れるようになりました

経営方針発表会の様子

今後の展望について

菅野

今後の展望についてお聞かせください

沼田

やはりもつが好きな人が多いので、アルバイトから社員になったりする人が多くて、そういう人たちを育てていきたいです

菅野

採用には困っていないんでしょうか?

沼田

いえ、やはりこのご時世はご多分に漏れず人手は足りないです
ですが、応募してくる人は結構いい人が多いですね

菅野

独立支援だったり、子会社だったりはどうでしょうか?

沼田

2014年に子会社を作りました(※2)
経営者として成長するためには主体性が必要があって、とても良かったです

菅野

なるほど
他には作る予定は無いのでしょうか?

沼田

他は業務委託やFC展開がありますね
経営でなく、料理と接客をやりたいならこれがいいな、と

菅野

とはいえ、自由にやりすぎても良くないと思いますが、御社内で理念教育などはどのようにされていますか?

沼田

理念は各店舗に掲示しています
やはりその社員の幸せが最重要課題なので、それが無いとお客様を幸せに出来ないと思っています
なので、そこを中心に共有しています

店舗に貼ってあったオタギラカンパニーの理念
菅野

業態に限らず、共通なんですね
業態で言えば、K1くんの役割も変わってくると思うのですが、今後期待することは何でしょうか?

沼田

ベンチャーの勢いはそのままで、製品力を期待していますね
やはり大手の製品力はすごいですよ、それに負けないように開発してください!

菅野

かしこまりました!期待に応えられるように頑張ります!!