お客様対談

お客さま×アプリラボ

対談テーマ

~店舗展開と独立支援~

登場人物は…!!

ドリーマーズ株式会社
中村 正利(代表取締役)
株式会社アプリラボ
菅野 壮紀(代表取締役)

対談店舗

串屋横丁 小伝馬町2号店

対談日:2018年9月

串焼き居酒屋「串屋横丁」を中心に店舗の拡大を続けているドリーマーズ株式会社。養豚場から加工工場、配送、店舗まで、すべてを自社で運営する六次化のビジネスモデルで圧倒的な存在感を発揮しています。同社を率いているのが代表取締役の中村正利氏です。なぜ同氏はK1くんの導入を決めて、どのような点にメリットを感じているのでしょうか。当社代表取締役の菅野壮紀と中村氏との対談と通して、チェーン展開している企業で活用されるK1くんの可能性に迫ります。

K1くんが急成長の影の立役者?

【右】中村代表

菅野現在、ドリーマーズ株式会社様の主力業態の「串屋横丁」は49店舗を展開中です。4年前、K1くんを導入していただいた時はまだ30店舗ほどだったので、店舗展開のスピードにとても勢いを感じます。

中村当初の理念を大切にしながら展開ができていて、お客様にも満足していただいているのでとてもうれしい結果ですね。ただ僕だけの力で実現できた訳ではありません。店長や従業員など、僕の思いに共感して同じ方向を向いて頑張ってくれた仲間がいたからこそ成し遂げることができています。K1くんも同じです。このシステムがなければスムーズな展開は実現できませんでしたから。大変、感謝しています。

菅野そう言っていただけるととてもうれしいです。実を言うと、K1くんの導入企業様には一つのパターンがあって、5店舗ほどのタイミングで導入していただき、その後、10店舗、20店舗と一緒に成長をしていくケースが多かったんです。しかし、ドリーマーズ株式会社様は、導入段階ですでに30店舗ほどの展開をされていました。当社でも初めての経験だったんです。

中村そうだったの!?そういえば導入前、どのように切り替えていくかを何回か話し合いましたよね。

菅野ええ、全店同時の導入は避けた方がいいという話をしました。パソコンに詳しい店長がいる店舗や逆にトラブルが起きそうな店舗から導入をしたほうがいい、と。ただ初めの切り替えが成功した後は、みなさん非常に飲み込みが早かったので、とてもスムーズでした。導入当初こそ、使い方に関する質問をいいただいたのですが、しばらくすると問い合わせもなくなりましたから。

中村K1くんの使いやすさのお陰です。シンプルで使いやすくて融通がきくからこそ、スタッフもすぐに使いこなすことができたと思っています。別のシステムを使っていた頃はパッケージ化されたサービスだったため汎用性がなく、融通がききませんでした。ハードやソフトを何か少し変えるだけでも追加のコストがかかっていたんです。従業員から使いづらいという声も頻繁に聞こえてきていました。しかし現在、そのような声は一切ありません。

菅野お互いに良いシステムを作っていきましょうという話だったので、うちの強みを生かしながら導入できたのが良かったのかもしれませんね。

中村なるほど、御社の過去の実績もありますしね。うちはK1くんを導入したお陰で、驚くほどコストダウンもできました。店舗が増えても莫大な追加コストが掛かるわけではありません。店舗が増えれば増えるほど、K1くん導入のインパクトは大きくなっています。

K1くんがビジョンの実現を支える

菅野ドリーマーズ株式会社様を象徴する、六次化のビジネスモデルはどこから発想を得たのですか?

中村前職の経験からです。独立前、株式会社ドトールコーヒーに在籍していました。今から30年ほど前の話です。当時、駅近の一等地で格安のコーヒーを提供するビジネスモデルでドトールコーヒーは急速に店舗数を増やしていました。しかし、周りからはすぐにつぶれるのではないかと思われていました。一杯150円のコーヒーをいくら売っても高い家賃を賄えないだろう、と。そう思われていたのです。ところが、予想に反してドトールは店舗を拡大し続けます。その秘密が六次化にあるのです。

菅野なるほど、確かに豆を仕入れてコーヒーを販売するモデルではコストが掛かりすぎてしまいます。

中村ええ、豆を加工して直営とフランチャイズに卸す。そうしたビジネスモデルを確立させ、メーカーとしての顔も持っていたからこそ、一等地でリーズナブルなコーヒーを提供できたのです。そこで六次化の可能性に触れ、僕も独立をするなら同じモデルでやろうと考え、現在のスタイルを確立させました。

菅野そういった経緯があったのですね。中村さんの強い思いをあらためて感じました。

中村K1くんもその思いを支えてくれていますよ。工場と配送、店舗のやり取りもスムーズに実現してくれましたから。僕たちがやりたいことを全力でサポートしてくれるので、とても頼もしいパートナーだと考えています。

菅野ありがとうございます。工場と店舗の連携は私たちも未知の経験だったのですが、インフォマートさん(※1)のデータなどを活用して納得いただけるものが実現できたので大変うれしいですね。一方で、ドリーマーズ株式会社様は暖簾分けも積極的に行っています。そこにはどのような思いがあるのか教えてください。

中村飲食をやっているからには「いつか独立をしたい」と考える人は多いですから。その気持ちを応援したいと考えています。また「串屋横丁」というブランドをつくった者の責任もあるかもしれませんね。ずっとお客様に愛される店であるためには、創業時の思いや大切にしている哲学を受け継いでいく必要があります。しかし、それを実現するのは簡単なことではありません。ただ同じ気持ちで頑張ってくれている社員なら、しっかりとそこを守りながらお客様に愛される店をつくっていけるでしょう。そうした思いもあり、積極的に暖簾分けを進めています。

菅野最終的には何店舗までの展開を考えているのですか?

中村豚の供給量から考えると、100店舗が限界でしょう。現在、49店舗なのであと51店舗です。100店舗を超えてまでやるつもりはありません。その枠内で、同じ志を持って頑張ってくれる仲間と一緒に「串屋横丁」というブランドを高めあっていきたいです。

菅野思いを分かち合っているメンバーなら、厳しく管理する必要もなさそうですね。また、K1くんなら本部で各店舗の売上データなどを一括管理できるので、もしマネジメントの必要があってもその負担を軽くすることができるのではないでしょうか。

中村はい、まさにその通り。スーパーバイザーを置くと新たに人件費がかかり、そのコストはお客様のビール代や串代に上乗せされてしまうでしょう。僕たちは「すべての経費はお客様のために」と考えています。サービスによっては、さまざまなコストが上乗せされた挙句、社長の銀座の豪遊費になっているケースもあるでしょう(笑)。お客様はそうしたお金を払っているわけではありません。K1くんは利便性の高さにもかかわらず、他のサービスよりもリーズナブルです。そこで浮いたコストは、串を大きくしたり、一本の価格を安くしたりと、お客様に還元できます。K1くんの導入は、顧客満足度の向上にもつながっているのです。

社長の人柄の良さがサービスの信頼感に

中村菅野さんと初めて会ったのはいつだっけ?

菅野ファイブグループがフランチャイズで「串屋横丁吉祥寺店」をオープンさせた時なので、2014年12月です。

中村えっ、そうなの!?もっと長い付き合いかと思っていたよ。菅野さんとは絶妙な距離間で付き合っていけるので、心地いいね。経営者としてはもちろん、人としても全幅の信頼を置いています。

菅野ありがとうございます。ただアプリラボとしても、もっと頼りにしてもらえるよう成長していきたいですね。

中村いえいえ、アプリラボもとても信頼していますよ。そもそも中小企業の魅力は親父の魅力です。それがなければ成長できません。例えば、愛用しているバイクがホンダなら創業者の本田宗一郎も好きになるケースは珍しくないでしょう。経営者の価値観が製品やサービスに反映されますから。アプリラボにも同じことが言えるのではないでしょうか。

菅野中村さんのビジョンの実現をサポートできるよう、これからも一店舗一店舗しっかりと会社全体でフォローしていきます。目指しているのは、すべての店舗でもれなく満足してもられるサービスを提供し続けていくことですから。その実現に向けて引き続きレベルアップを図っていきたいですね。

中村とても頼もしいです。菅野さんをはじめアプリラボの力を借りながら、僕たちもさらなる成長を目指していきます。また新店がオープンしたら、ぜひ顔を出してくださいね。ただ肝臓にだけは気を付けてほしいかな(笑)。

菅野悲鳴を上げないように気を付けます(笑)。

  • ※1 株式会社インフォマート https://www.infomart.co.jp/
    外食産業を中心に受発注システムなどを自社開発・運用し、2018年現在シェア19.86%を占める
    最大規模のBtoBプラットフォーム運営会社