お客様対談

お客さま×アプリラボ

対談テーマ

~ラーメン業界と関西商人~

登場人物は…!!

株式会社わっしょい
西原 忠宗(代表取締役)
株式会社アプリラボ
菅野 壮紀(代表取締役)

対談店舗

麺屋団長

対談日:2019年5月

大阪を中心に人気を集めるラーメン店「麺屋わっしょい」と「今里わっしょい」「麺屋団長」「関目団長」。それを展開しているのが株式会社わっしょいです。代表取締役の西原氏は「全てのお客様に喜んでもらえる店をつくりたい」と話しています。ビジョンの実現にK1くんがどのように貢献しているのでしょうか。当社代表取締役の菅野壮紀との対談で、その詳細を浮き彫りにしていきます。

東京と大阪という距離を感じない心理的な近さ

【左】西原代表

菅野西原さんと初めて会ったのは5年前です。そのときK1くんも導入していただいています。

西原今でも、そのときのことをよく覚えていますよ。当時、POSレジの導入を検討していて、ある展示会に足を運びました。でも、どれも高かったんです。しかも、担当者の説明を聞いてみても、専門的過ぎて何を言っているのか理解できません。結局、いくら会場を回っても、どれを選べばいいのか分からず終いでした。もういいや。そう思って帰ろうとした時に、奥の方でこっそりとブースを出している会社を見つけたのです。

菅野もしかしたら、それがうちですか?

西原その通り! ハンディーの耐久性を伝えるため、あえて床に落とすパフォーマンスをしていて。何の会社なのかと思って近付くとアプリラボでした。興味を持ったのでそのまま話を聞いてみると、とても分かりやすくて、専門的な話もすんなりと頭に入ってきます。その時点で、他の会社とは違うなと思いましたね。

菅野あらためて最終的な導入の理由を教えてください。

西原低コストだったり、カスタマイズができたりと、理由はいくつかあります。中でも一番大きかったのは、菅野さんとの距離が近かったことです。こちらの意見にもしっかりと耳を傾けてくれましたから。電話をしてもすぐ対応してくれるので、東京と大阪でも遠くに感じません。そうした理由から「この会社となら長くお付き合いができる」と思い、導入を決めました。

菅野ありがとうございます。私たちが東京に本社を置く会社という点に不安はなかったのですね。

西原ええ、あったのは僕がちゃんとK1くんを使いこなせるかどうかという不安だけです(笑)。社員のみなさんのレスポンスもとても親切で早いので、アプリラボという会社に対して不安はありませんでした。

菅野K1くんの導入後、どのような効果がありましたか?

西原売上や勤怠の管理だけでなく、給与計算がものすごく楽になりました。税理士も助かると話していますよ。特に売上の管理はありがたいですね。昨対の売上データがすぐに分かるのはもちろん、2年前、3年前の売上も瞬時に把握できますから。K1くんを導入してから、店長も過去の売上を踏まえた目標設定をするようになりました。
現場からも悪い評判は全く聞きません。何か困ったことが起きても、すぐに対応してくれるので安心できるみたいです。以前に比べて現金の過不足が減るなど、現場レベルでの導入効果もしっかりと表れています。

K1くんがサービスレベルを向上させてくれる

菅野ラーメン店というと、券売機を活用されている店も数多くあります。西原さんは、なぜ券売機ではなく、POSレジを選ばれたのですか?

西原大阪には券売機を使っている飲食店があまりありません。どちらかというと、対面での接客を求めるお客様が多くいます。せっかちなお客さんが多いのかもしれませんね。
それに当社では、子どもから大人まで、おじいちゃんやおばあちゃんにも喜んでもらえる店づくりを行っています。来店していただける全てのお客様に喜んでもらいたいと考えているのです。だからこそ、「オーダーをお伺いする接客」と「お金を頂く接客」、そして「商品を説明する接客」の3つの接客を大切にしています。それを実現させるためにも券売機は全く頭にありませんでした。

菅野K1くんがサービスレベルの向上だけでなく、ビジョンの実現を支えることができていて、とてもうれしいです。現在、西原さんはS1サーバーグランプリ(※1)に参加されています。それもサービスレベルの向上を考えてのことなのですね。

西原ラーメン業界は他の飲食業と比較すると、どうしても接客の時間が短くなりがちです。その中でもうちのグループは接客時間をできるだけ確保して、お客様とコミュニケーションを取ってサービスに力を入れています。
とはいえ、S1サーバーグランプリは接客がメインの大会です。ラーメン業界からサーバーを目指すには高い壁があります。ただ、ラーメンをはじめ、うどんやそば店の店主と話していると、「接客レベルを上げたい」と思っている人は少なくありません。サーバーグランプリと麺業界がつながれば、それぞれの業界がアップデートされるでしょう。僕たちが中心となって、それを実現していきたいと考えています。

菅野関西ではラーメン店同士はもちろん、麺業界全体で横のつながりが深いのですか?

西原大阪に特化していますが、「大阪好っきゃ麺」という団体があります。ラーメンをはじめ、うどんやそば、パスタなど、麺類とお好み焼きにかかわる企業が集まって、一年に一回スタンプラリーをし、全店回ってくれた人にプレゼントを渡しています。イベントではうどん好きな人はラーメンを食べにいかないといけないし、逆にラーメンが好き人はうどんも食べないといけません。それを通して、これまで特定の麺類しか食べなかった人がうどんの魅力に気づいたり、パスタの新しさを知ったりします。

菅野大阪の麺文化全体が盛り上がる仕組みですね。参加する企業にとっても得られるメリットは大きいのではないでしょうか。

西原ええ、例えばパスタのノウハウはラーメンのまぜ麺に応用することができます。異業種ではありますが、麺という共通項があるので交流することでいろいろな勉強になるのです。そもそも関西は、ラーメンの単価が低い傾向があります。その中でそれぞれの店主が頑張って企業努力を続けています。なんとか単価を上げたい。それが業界全体の願いです。もしも関西全体でそれが実現できれば、もっと業界が伸びると思っています。

K1くんと描く海外進出という未来像

菅野今後については、どのようなビジョンを描いていますか?

西原ラーメン業界はまだまだ家業の域を出ていない店が数多くあります。ファミリー経営から始まって、最近、ようやく企業化し出したといってもいいでしょう。ただ企業になるからには、いろいろな人が働きやすい職場でなければいけません。うちも従業員が楽しく働ける職場づくりを目指しています。だけど、まだまだ企業規模が小さくて、できないことの方がたくさんあります。今後、10店舗、20店舗と伸ばしていって、お客様へのサービスを向上させながら福利厚生も充実させていきたいです。

菅野従業員満足を向上させることで、採用もしやすくなりそうですね。

西原僕はいろいろなバックグラウンドを持つ人材が活躍できる組織をつくりたいと考えています。育休や産休が取れるのはもちろん、妊活を応援したり、保育園をつくったりして、女性がもう少し働きやすい職場にしたいですし、セントラルキッチンがあるので障害のある方が働くことも可能でしょう。食事つきの寮を完備して児童養護施設出身の子を引き取ることも検討しています。

菅野店舗を展開するエリアは関西ですか? その他のエリアは考えていないのでしょうか。

西原海外の店舗を持ちたいと思って、アジアを見据えています。ただ海外展開を進めていきたいわけではありません。海外に店舗を持てば、従業員が現地で一週間働いたり、遊んだりして、留学感覚で気軽に見識を広めることができます。逆に向こうの方が日本に来てもいいでしょう。そうした交流が会社のレベルアップにもつながると思います。

菅野K1くんは海外で活用されている実績もあります。引き続き、西原さんの夢の実現に貢献できたらうれしいです。

西原ありがとうございます。東京と大阪でも距離の遠さを感じないので、きっと海外に行っても問題がないでしょう。とても期待をしています。

  • ※1 S1サーバーグランプリ https://hanjyoten.org/
    「人を創る、感動を創る、未来を創る」を理念に、「また逢いたいサーバー(ホールスタッフ)」の育成と繋がり、そして日本一のサーバーを決める大会を運営している