お客様対談

お客さま×アプリラボ

対談テーマ

~ローカル出店とドミナント~

登場人物は…!!

株式会社グッドフェローズダイニング
西 勇二(代表取締役)
株式会社アプリラボ
菅野 壮紀(代表取締役)

対談店舗

BlackSmith(ブラックスミス)

対談日:2021年3月

鹿児島県鹿児島市に本社を置き、ドミナント展開で地域になくてはならない店づくりを進める株式会社グッドフェローズダイニング。「飲食から鹿児島をオモシロくする」というビジョンを描く代表取締役社長の西勇二さんは、経営のパートナーとしてK1くんは必要不可欠だと話します。当社代表取締役の菅野壮紀との対談を通してK1くんの導入メリットを明らかにしながら、経営を支える役割を探っていきます。

いつか一緒に仕事がしたいと思える関係性

【右】西代表

菅野西さんに初めて会ったのは、随分と前の出来事になりますよね。

西かなり時をさかのぼらないといけないんじゃないですか。

菅野最初、五反田で開催されたセミナーでお会いしたと思います。確か2010年頃でした。セミナー参加者のほとんどが都内の方だったので、鹿児島の方がいてびっくりしました(笑)。

西今から考えると、その頃はお互いまだまだ企業規模が小さかったですね。「飲食業界を変えていきたい」という強烈なビジョンは持っていたものの、何も実現できていなかった記憶があります。

菅野うちもシステムのスケールがまだ小さくて、できることも限られていました。

西今では菅野さんは、まさに経営者といった風格を備えていますよね。いつも「もっとこうしたい」という明確なビジョンを持っているなと感じます。もっと先にある大きな"夢"の実現を常に目指しているし、本当に頼もしいです。

菅野ありがとうございます。それにしてもPOSレジを選ぶ際、どうしてK1くんを思い出してくれたんですか。五反田のセミナーでK1くんについて少しお話ししたものの、その後何年もサービスについてお話しする機会はありませんでした。

西いつか菅野さんと一緒に仕事をしたいと思っていたんです。それに居酒屋甲子園(※1)でK1くんを導入した人と話をすると、皆、満足度が高かったから。K1くんを導入する頃、ちょうど店舗展開を進めながら勢いだけではマネジメントができなくなると感じていたし、うちでも導入しようと決めたんです。

菅野そう言っていただけると嬉しいです。西さんはこの10年間で店舗数を大きく伸ばしていますよね。展開されている業態もとても多彩です。

西今はある程度まとまりができてきて、全業態の3分の1を焼き鳥居酒屋が占めています。だけど、10店舗目を出店するまでは、それぞれ違う業態で店をつくっていたからバリエーションは豊富ですね。例えば、同じ居酒屋でも炉端や焼き鳥と業態を変えたり、洋食でもピザとロティサリーチキン、イタリアンと提案を変えたりしていたんです。
これからはカフェの展開に力を入れていこうと考えています。2020年10月に公園一体型レストランカフェ「BlackSmith(ブラックスミス)」を新たにオープンさせました。僕らの"やりたい"ことが詰まった業態、今後も力を入れて展開をしていきたいと思っています。

菅野展開は全て鹿児島県下ですよね。鹿児島以外への進出は考えていないんですか? 県外でも「グッドフェローズダイニングの店に行きたい!」と思う人は多いと思いますが。

西お陰様で、居酒屋甲子園で出会った仲間たちから、「うちにも出店してきてよ」と声を掛けてもらう機会は増えたかもしれないですね。だけど、生まれ育った鹿児島の活性化に貢献したいという思いが強いから、県外への進出は考えていないです。それに、その地域エリアの良さを知っているのは、そこに住んでいる方々ですから。
もし県外へ進出をするのなら、その地域の方と一緒に経営ができる場合だけですかね。実際、福岡で地元の方と共同で店舗運営しています。ただ基本は鹿児島です。鹿児島には離島もあるし、僕らがまだ活性できていないエリアがたくさんあります。頑張らないと、人生100年あっても足りないかもしれないですね(笑)。

K1くんの導入がスタッフの意識改革にもなった!?

菅野あらためてK1くんの導入時、どのような課題を抱えていたのか教えてくれませんか。

西当時、ABC分析をはじめ、いろいろな新しい考え方が登場したり、飲食店のデジタル化も進んでいたりした頃でした。次から次に新しい考え方やシステムが登場して、多くのスタッフがパニックに陥っていたし、僕自身もだいぶ混乱していたのも事実です。
その中で、K1くんは時代の変化に対応しながらも、とてもシンプルでした。操作もしやすくてスタッフへの負荷も少ない。会社を混乱から救ってくれるシステムだと思って、迷わず導入しました。煩雑なシステムだったら導入していなかったかもしれないですね。

菅野心理的なハードルが低いのはK1くんの強みです。だけど、他社のPOSレジも使われていましたよね。

西どういう方向性で社内のシステムを組み立てていくべきか模索していて、色々なサービスを使っていました。各店舗で別のサービスを使っている状態でした。最初はK1くんも「鳥門米門うまいもん。 総本店」の一店舗から試験的に使いだしました。そうしたらK1くんはインターフェイスが分かりやすいし、サクサク動くし、店舗のオペレーションにぴったりと馴染みました。なので他の店舗のPOSレジもK1くんに統一して、社内のシステムの方向性も決めたんです。

菅野普段、西さんはK1くんをどう活用されていますか。K1くんは経営を支えるツールとしても役に立っていますか。

西はい、本部のパソコンでK1くんから上がってきたデータを毎日確認しています。ABC分析はもちろん、ハンディとレジがつながっているから不正防止にもなりますしね。現場の意識がワンランク高くなっている気がします。K1くんの導入後、社員たちの商品分析に対する意識もかなり高くなっているから驚いているくらいです。

菅野売上アップやコスト削減など、数字面の変化はありましたか。

西コストに対する意識は高くなりましたね。これまで感覚的にメニューを提案していたんですが、K1くんなら簡単にABC分析ができるおかげで、店舗の数字を見える化をした上で、分析に基づいたメニュー提案ができるようになっただけでなく、現場レベルでも原価管理ができるようになりました。
実をいうと、うちは経理や人事がいなくて本部機能が無いんです。ほとんど僕一人で本部機能をやっているんですが、今の規模でもその体制が維持できているのはK1くんのおかげだと思っています。

菅野僕らのサポートに対してはどう感じていますか。東京と鹿児島で離れていますが何か問題はないですか。

西365日24時間連絡が取れる。それに尽きますね。分からないことがあったり、トラブルがあったりしても対処が早いのがありがたいです。現場からも「とても使いやすい」という声が多くて、アプリラボさんに対する信頼感はとても高いですよ。物理的に離れているけれど、心理的にはとても近いですね。菅野さんがもっと鹿児島に来てくれたら、もちろん嬉しいですけどね(笑)。

ビジョンの実現に必要不可欠なパートナー

西K1くんを導入してからサービスのレベルも上がりましたよ。

菅野本当ですか!?

西はい、ハンディのインターフェースを各店舗でカスタマイズしてくれたお陰で、とても使いやすいんです。以前よりもスムーズに打てるようになり、お客様とコミュニケーションする時間が増えたました。
弊社ではお客様の頭にクエスチョンマークが浮かぶようなサービスはしないということを心掛けているんです。例えば、公園が望める雰囲気の良いカフェなのにBGMがゴリゴリのロックだったらゆっくりとくつろげないじゃないですか。お客様が「なんで」と思うことがあると、入店から築き上げきたポジティブなイメージも一回壊されてしまうんです。そうならないためにも、クエスチョンマークが浮かぶようなサービスをしないことが大切なんですが、その実現にK1くんは欠かせないですね。
何か相談しても「できません」と言わずに、どうにか実現するように取り組んでくれるから頼もしいですね。

菅野縛りがなくて自由なサービスであることが、K1くんの何よりの特徴かもしれません。

西バージョンアップも積極的に行っていますよね。

菅野はい、コロナ禍ではテイクアウト業態に対応したりしました。
これからも時代のニーズに合ったバージョンアップはし続けていきます。今、考えているのは顔認証です。入り口とレジまでの間にお客様の顔を分析して「2週間前にも来店。一杯目はハイボール」という情報が出たら、とても便利だなと思っています。
また、声認証も活用していきたいです。ハンディに「ハイボール」と伝えるだけでオーダーが通ったら、スタッフの方のオペレーションはかなり楽になるのではないでしょうか。

西それが実現したら使ってみたいですね。常に改善してくれる姿勢がすごい心強いです。

菅野今後については、西さんはどういったビジョンを描いているんですか。

西2022年に創業20周年を迎えます。今、スタッフも300人まで増えて、できることのスケールも大きくなりました。これからは人と人はもちろん、もっと企業と企業や、地域と地域を結ぶ役割をしていきたいです。もっと多くのつながりのハブとなることで、どこまでいっても地域にあってよかったという会社にしたいと考えています。

菅野その実現のため、K1くんは役立ちそうですか。

西もちろんですね。進化を続けているサービスだし、ビジョンの実現をテクノジーで支えてくれると確信しています。人の温かみもあるし、経営のパートナーとして、ますます不可欠の存在になっていることを期待しています。

  • ※1 居酒屋甲子園 http://izako.org/
    「居酒屋甲子園」とは、"居酒屋から日本を元気にしたい"という想いを持つ全国の同志により開催された、外食業界に働く人がより誇りを持ち、学びを共有できる場を提供する大会です。