~コロナ禍での"爆速"成長~
菅野初めてお会いしたのは、以前、大迫さんが勤務されていたファイブグループの「俺たちのとりとん」でしたよね。
大迫ええ、すごく印象的だったので鮮明に覚えています。人手が足りなかったとき、突然、菅野さんがやって来て洗い場でシフトインしてくれましたから。当時、僕はまだアルバイトだったので、確か9年前です。
菅野金曜だったと思います。あの時は当時の店長から「今度の金曜日は空いている?」と突然電話がかかってきたんです。飲みの誘いかと思ったら「現場に入ってほしい」というお願いで、すぐに引き受けました。
大迫タイムカードや売上管理が「K1くん」だったので会社のことを知っていました。でも、システム会社の方がなぜ現場に入っているのか、とても不思議でした。
菅野もともと現場経験者なので、お願いされたら現場もできるんです。ただ年下の子に「お皿が足りません!」と怒られてしまいましたが(笑)。
大迫そういうキャリアをお持ちだったのですね。菅野さんは現場にいるかと思えば、幹部たちと対等に話してシステムを作ったりもしていたので、「何だこの人は?」と思っていたのですが、長年のなぞが解けました(笑)。
菅野大迫さんも今は独立されて、コロナ禍にもかかわらず会社を急成長させていますね。
大迫お陰様で、順調に成長させることができていてスタッフたちに感謝です。
店舗としては、池袋近郊で「魚と巻き串のお店 優男本館」や「巻き串と笑いのお店 六源」、「大衆焼肉 すず木」といったブランドを展開しています。僕が目指しているのは、飲食店の方たちが輝ける場づくりです。飲食店は時間外労働が常態化するなど、働く環境があまり良くありません。それを解決していきたいと思っています。
そもそも社名の「ふじな」は「たんぽぽ」という意味です。たんぽぽは根を強く張って、めちゃくちゃ遠くまでタネを飛ばします。僕もそうした会社をつくっていきたいと思い、ふじなコーポレーションと付けました。K1くんを導入したのも、その実現を力強く行っていきたいと思ったからです。
菅野K1くんはちゃんとお力になれていますか。
大迫はい、僕の場合、特にデータの管理で重宝しています。あらゆるデータが別々の場所に保存されていたら、管理がとても面倒です。その中に紙で保管しているデータなどがあったら、その面倒さは何倍にも膨れ上がってしまいます。その点、K1くんなら「売上」や「勤怠」「仕入れ」といったデータが一元管理できるので、利便性はかなり高いです。
菅野POSレジやタイムカードといった単一のサービスだけだと、そこまでできません。全てのデータを一元管理できることがK1くんの強みなので、そうおっしゃっていただけてうれしいです。
大迫前職のファイブグループでK1くんを使っていたときはタイムカードや売上報告の機能だけでした。しかし、今では、さまざまな機能が追加されていて驚いています。
菅野現場からのご意見を踏まえて、毎月、バージョンアップをしていて機能がどんどん増えています。POSも現場からの声で誕生しました。「レジを作ってよ」と言われたときは、かなりびっくりしましたが(笑)。
大迫それで作れるのはすごいですよね。そもそも僕は各社のシステムの違いが明確に分からなかったので、最後は人で決めました。菅野さんはもちろん、アプリラボの皆さんは飲食店に寄り添っている印象が強く持っています。現に、何かトラブルがあっても、電話をしたらすぐに対応してくれるので、とても心強いです。
菅野僕らは24時間365日、電話で対応しています。他の会社だと営業時間内にしか対応しなかったり、BOTが対応したりするケースも多いです。だけど、飲食店はシステム会社の営業時間外も営業しています。特に居酒屋の場合は、深夜も営業していることが少なくありません。それなのに何かトラブルがあったら翌朝まで待たなければならないとストレスは大きいでしょう。
大迫本当に助かっています。つい先日も、インターネット回線のトラブルがありました。自分達で解決法を調べても、全く原因が分かりません。そこでアプリラボさんに相談をしたら、1時間も掛からずに原因を特定してくれて回線が復旧したことがあります。サービスとは全く関係のない相談にも真摯に対応していただけて、本当に感動しました。
菅野もちろん自社製品でないので、全てを解決できるわけではありません。それでも何も分からない状況に道筋を付けるアドバイスはできると思います。
大迫1店舗につき2つの連絡先をいただけるのも助かります。どちらかにかけたら繋がるという安心感が与えてくれるメリットは計り知れません。飲食店に寄り添っていただいていると感じます。
菅野ありがとうございます。そのためにもシフトイン研修はとても大切です。コロナ期間中はできていないのですが、そろそろシフトイン研修を復活させたいと思っています。
大迫やはり飲食店経験者が多いってことは強いですよね。
菅野そこだけは負けないようにしたいです!
菅野現在、ふじなコーポレーションは店舗数を増やしています。そこでもK1くんは役に立てていますか。
大迫もちろん。新店を出店させようとすると、いろいろと煩雑な業務も付いてきます。しかし、K1くんだとPOSレジや勤怠管理などのサービスがパッケージ化されているので、設置がすごく楽です。そのまま管理もスムーズにできるので、分析などの時間に費やすことができています。そうした環境を整えることができたからこそ、会社を成長させられているといっても過言ではありません。
菅野通常のオペレーションをするだけで、客単価をはじめ、FLや時間帯別の売上、ドリンク・フード比といったデータが出るようにしています。ですので、フル活用してもらえて僕としてもうれしいです。
大迫経営者仲間と「どんなサービスを使っているの?」といった話題になることがあります。そのときもK1くんの話をすると、「そこまで数字を管理しているのか」と驚かれることが珍しくありません。レジや勤怠管理で、別の会社のサービスを使っていると、数字の管理にとても時間がかかっているそうです。
また、K1くんは直感的に操作できるので、新人に特別なトレーニングも必要ありません。その分、メニュー開発や接客に時間を費やせるのも嬉しいです。
菅野使いやすい画面設定や操作感をかなり重要視しているので、お役に立てているようで安心しました。
今後については、大迫さんはどんなビジョンを描いているんですか。
大迫飲食業界に夢を与えたいです。当社には、いずれ独立して自分のお店を持ちたいという夢を持ったスタッフもいれば、組織に属して自分の力を発揮したいと考えているスタッフもいます。前者には独立支援などを行い、後者にはライフワークバランスが取れたシフトを組むなど、それぞれが自分の夢を叶えられるサポートをしています。
その実現のためにも、K1くんの存在は重要です。過去10年の成長を見てきたからこそ、これからも一緒に成長をしていきたいと思います。
菅野10年以上前から、毎月のバージョンアップをコツコツと続けてきたからこそ、今があります。これからもお役に立てるように、僕らも進化を続けていきたいです。
大迫ということは、今後10年でさらに想像もつかないような機能が増えることもあるんですね。
菅野まだ言えない機能がいくつか控えているので、ぜひ期待しておいてください!